お勧めのプロジェクトマネジメント関連書籍(洋書)

〜 プロジェクトが増加する状況下で、組織変革に大変参考になる書籍(洋書)〜

はじめに

プロジェクトが増加する状況下で企業・組織は従来のオペレーション中心の組織構造や文化を変革していくことが求められます。プロジェクトマネジメントや組織変革に関し、私が読んだ最近注目されている書籍(洋書)3冊を皆さんにご紹介いたします。

どの本も、プロジェクトマネジメントに関わっておられ実践されている方、経営層や部門長など組織改革をリードする役割の方などにとって大変参考になる有益な情報が盛りだくさんです。私が専門としている、PPPM(Portfolio, Program, and Project Management)に深く関連した内容です。

本記事では、書籍(洋書)POWERD BY PROJECTS」、「Vision Realized!」、「THE EVOLUTION OF THE PMOについて、それぞれの概要についてご紹介します。皆さんも気になった本があれば是非読んでいただき、今後の参考にしていただければと思います。

1. 「POWERD BY PROJECTS」

本書は、現代の組織がプロジェクトを中心に動いているという「プロジェクト化社会」の潮流を解説しています。様々な業界や企業事例を交えながら、なぜ今「プロジェクト」が重要なのか、プロジェクトを通じてどのように価値創造が行われているのかを明確に示しています。プロジェクト型組織への転換、プロジェクトリーダーの役割、チームの結束力や成果を最大化するためのポイントなど、実践的な知見が豊富です。経営層、プロジェクトマネジメントを推進するリーダー、プロジェクト人材としてますます活躍していきたい方などに特ににおすすめの一冊です。

  • 著者:Antonio Nieto‑Rodriguez (元PMI Chairman)
  • 発行元(出版社):Harvard Business Review Press
  • 発行日:2026年1月20日
  • 入手方法(2026年2月1日時点):米アマゾンから入手可能 [amazon.com]
  • 内容(CONTENTS):
    • REIMAGING ORGANIZATION
      • PROJECR-DRIVEN CULTURE
      • PROJECR-DRIVEN STRUCTURE
      • PROJECR-DRIVEN GOVERNANCE
    • PROJECT-DRIVEN LEADERSHIP
      • PROJECR-DRIVEN STRATEGIC PRIORITIZATION
      • PROJECR-DRIVEN HUMAN RESOURCES
      • PROJECR-DRIVEN PERFORMANCE MANAGEMENT
    • VALUE GENERATION IN THE TRANSFORMATION AGE
      • PROJECR-DRIVEN OPERATION
      • PROJECR-DRIVEN EXECUTION

2. 「Vision Realized!」

本書は、ビジョンの策定から実現までの道筋を体系的に解説した一冊です。単なる目標設定にとどまらず、ビジョンを組織全体に浸透させ、現場での具体的な行動へとつなげるためのフレームワークや手法が紹介されています。プロジェクトマネジメントを戦略的なビジネス機能として組み込み、組織の方向性を定め、実践し価値を創出することを提唱しています。プロジェクトを推進するメンバーのエンゲージメントを向上させて、ビジネスを更に発展させていきたいと考える経営層、マネージャー、およびリーダーに大変参考になる内容です。

  • 著者:Mounir A. Ajam
  • 発行元(出版社):Million Dollar Author(ペーパーバック版の出版社)
  • 発行日:2025年3月18日(ペーパーバック版)
  • 入手方法(2026年2月1日時点):米アマゾンから入手可能 [amazon.com]
  • 内容(CONTENTS):
    • Introduction
      • Mindsets and Alternative Reality
      • Executive Summary
    • The Current State
      • Inhibitors to Project Management
      • Project Management
      • Project Management Office
      • Project Management in Industries
      • Project Management and the C-Suite
    • The Envisioned Futures
      • The Case for Change
      • Project Management As a Function
      • Visualize the Future
      • Integrations To Deliver
      • Value Delivery
      • Project Success

3. 「THE EVOLUTION OF THE PMO」

本書は、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の進化をテーマに、過去から現在、そして未来へと至るPMOの役割や機能の変遷を解説しています。従来の管理・統制型から、戦略的パートナーとして組織変革を牽引する存在へとPMOがシフトしている実態を、多くの事例を交えて記載しています。最新のPMOトレンド、デジタル化・アジャイル化への対応、PMOが組織にもたらす価値など、現場ですぐに役立つ情報が詰まっています。また、プロジェクトの価値創出に責任を持つ役員である、CPO(Chief Project Officer)の役割についても言及しています。PMOの設立・運営に関わる方だけでなく、プロジェクトマネジメント全般に関心のある方にもおすすめです。

  • 著者:Ms Aina Alive
  • 発行元(出版社):Sentiente Book Publishing & Distribution
  • 発行日:2025年2月27日
  • 入手方法(2026年2月1日時点):米アマゾンから入手可能 [amazon.com]
  • 内容(CONTENTS):
    • Foundation of the PMO
    • The Evolution of the PMO
    • The Role of the Chief Project Officer (CPO)
    • PMO as a Strategy Execution Catalyst
    • Technological Disruption and Digital Transformation
    • Agile, Adaptability, and Innovation
    • Building High Performance Teams and Embracing
    • The Future of PMOs and Sustainability
    • Reflection and Call to Action

まとめ

今回ご紹介した3冊は、いずれも近年のプロジェクトマネジメントや組織運営に強く関わるテーマを扱っており、理論だけではなく実践的な内容が豊富です。ビジネスパーソンとしての視野を広げたい方、新たな知見を得たい方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

私は未だざっと読んだレベルですが、ほんのサマリーだけを取り急ぎご紹介しました。私は、更なる理解のために気になった部分をこれから深く読み込む予定です。

補足:ご紹介した3冊の内容と関連しているマネジメント手法に、グローバルスタンダードである「プロジェクト・ポートフォリオマネジメント」があります。日本語で解説した拙著がありますので、まだお読みになっておられない方は、あわせてお読みいただけると理解が深まると思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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